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音声入力:FileMakerGO(iPad)とMountainLion(Mac)で可能!

本日もFileMakerGOを利用した役立つツールをご紹介します。

さて前回・前々回とiPad上でFileMakerGOを使用し、システムに接続する方法を見てきました。今回は、実は役立つiPad機能をご案内致します。

音声入力の認識率に驚く!

実はNew-iPadでは検索や文字を入力する際に、音声入力が可能になりました。知っておられる方はおられるかもしれませんが、利用している方は実は少ないのではないでしょうか?

少し前にNew-iPadを購入しFileMakerGOにサンプルデータを登録した顧客システムを入れて色々とテストしておりました。

文字を打つ場合もキーボードが出てくるのでそちらを利用しておりましたが、たまたま母がiPadを使ってみたいとのことで渡したところ、知らない間に音声入力を使っておりました。

私の実家は自営業をしてるので、母もPCを利用しておりそれなりに文字等を打つのには苦労しないのですが、音声入力の認識率が高く打たなくても文章が入るのを見て、驚いていました。

New-iPadとMountainLionで利用可能

私もそれほど音声入力を利用していなかったのですが、外出時にiPadを持ち歩くことが多いので、最近は結構な頻度で音声入力を使います。

以下はサンプル画面ですが、案件画面⇒履歴追加⇒伝言メモの流れです。

案件画面

たとえば、サンプルコーポレーションの田中様より連絡があったとします。まず履歴追加ボタンを押します。

音声入力

いつ?どのお客様から?どの担当者宛に?どんな内容で?という部分も全て選択式にしておくと、iPadからも文字等を打つ必要がなく便利です。

また実際の伝言を頼まれた内容を青枠【音声入力】を押して、打ちたい文章を話してみましょう。句読点等は、まる、てん、改行と言うと、しっかり入ってくれます。

音声入力

出来上がりが上記になります。もちろん、後からキーボードによる修正も可能ですが、しっかりとした言葉で話せば日本語・英語関わらず結構な認識率で文章が入ります。

製造現場等、文字入力が苦手な場合にも活用できるのでは?

特に製造現場等、連絡事項や流れ作業的にシステムをご利用されているところでは、iPadを設置しFileMakerGOを導入する方向性を考えるのも有だと思います。

FileMakerGO用にシステム画面を作成しておき、大きなボタンや読みやすい一覧等を利用し文章も音声入力で出来るので、横に簡単な入力マニュアルさえおいておけばご年配の方でもシステムに入力が出来ます。

多少文章がおかしくても都合上問題ないのであれば修正する必要ないでしょうし、問題あるようであれば修正することももちろん可能です。

上記のように、音声入力は今後様々なシーンで役立って行くのではないか?と思っております。もちろん、全てが音声入力で出来るか?必要か?とは思いませんが、タッチパネルの導入等ユーザビリティの向上が考えられている今、iPad,FileMakerGOを利用た音声入力も選択肢の一つとして考えても良いのかもしれません。

本日はこのあたりで。
追記:iPadの話ばかりでしたが、2012年夏にMountainLionというMacOSが発売されました。このOSだとMac製品でも音声入力が可能になり、iPadのように手軽に音声入力がある程度可能になりました。電話応対業務等、簡単なメモ追加にも良いかもしれませんね。